JABEEについて


材料科学科では、JABEE(日本技術者教育認定機構)認定制度である、世界標準の材料科学分野の技術者教育を受けられます。

 

注意:JABEE修了認定は、2022年4月に予定している工学部改組改編のため、2019年度入学者(2022年3月卒業者)で終了です

 

■JABEE認定とは
JABEEの認定制度では、理工系、農学系の高等教育機関(※1) に属し、認定を申請した技術者教育プログラムを認定の対象とします。

(※1)大学の理工系、農業系学士課程と一部の修士課程、一部の大学校および工業高等専門学校の本科4・5年と専攻科1・2年の4年間の課程(学士課程に相当)

 

■JABEE認定プログラム修了生であることを生かす
就職活動において
  技術系職員の採用において、JABEE認定プログラムの修了生を優先する自治体も出ています
  企業が求めているのは、職業人としての基礎能力を備え、デザイン能力など創造的な能力を持つ人材です。JABEE認定プログラムで身につけた上記9項目の知識や能力は、企業のニーズに合致したものだと言えます。
  就職活動では、自信をもってJABEE認定プログラム修了生であることを主張してください。

 ・技術士資格を取得するとき
  技術士は高度な技術的経験と能力を持つことを公に認める国家資格です。通常は第一次(基礎的知識・能力)と第二次(実務知識・能力)の二段階の試験が行われますが、JABEE認定プログラムの修了生は第一次試験が免除されます
海外での活躍の道を拓く
  JABEEが行っている技術者教育プログラムの認定は、世界的なネットワークのもとに行っているものです。
  発端は、米英などの6か国による、技術者教育の質保証のシステムの同等性を相互に承認するワシントン協定の誕生です。この協定は1989年に締結されました。JABEEは設立当初からこの協定を重視し、2005年に7番目の団体として加盟しました。現在は、中国、韓国、シンガポール等のアジア各国のほか、中南米にも広がり、18ヵ国が加盟しています。
  ワシントン協定の趣旨は、教育の質保証システムの実質的同等性の相互承認でありますが、今のところ他国の認定プログラム修了生も自国の修了生と同等に扱うには至っていません。しかし、マレーシアのようにワシントン協定加盟団体が認定したプログラム以外の学科に留学した場合は国費留学生としない、あるいは留学後に帰国しても一部の公務員試験や専門職能資格の受験ができないなど、国内制度に結び付ける国も出てきています。

 

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一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE)は、技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
JABEEの認定基準は、技術者教育認定の世界的枠組みであるワシントン協定などの考えに準拠しており、認定プログラムの技術者教育は国際的に同等であると認められます。認定プログラムの修了生は、世界に通用する教育を受けた技術者であると言えます。JABEEの認定には、以下の特徴があります。

    同じ専門分野の審査チームによる審査を通じて、プログラム自身による教育の質保証と改善を応援します。
    認定基準は、科学技術の専門知識、デザイン能力、コミュニケーション能力、チームワーク力、技術者倫理など技術者に求められる国際的な要件に沿ったものです。
    認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。

JABEEは1999年に設立され、2001年度から認定を開始しました。2016年度までの認定プログラムの累計は501、認定プログラム修了生数の累計は約26万人になります。教育機関、履修生の双方に価値のある認定制度です。

一般社団法人 日本技術者教育認定機構

 (Japan Accreditation Board for Engineering Education、略称: JABEE)


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  材料技術者(JABEE)コースについて
  材料科学科 JABEEプログラムの学習・教育目標


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