教員紹介


松前 達郎

Tatsuro Matsumae [教授 /工学博士] 東北大学工学部金属工学科出身 (東海大学 総長)

■専門: 電磁気材料
■研究テーマ: 1.電気材料の電気および磁気特性に関する研究、2.科学技術と現代文明に
関する研究
■主な論文・著書: 『亜鉛メッキのクロメート処理』、『電気材料』、『未来への転換』、
『耐摩耗性材料の研究』
■主な所属学会: 日本金属学会
■研究内容: 近年の電気通信分野の急速な発達は、その基礎となる諸材料の開発によっているものが多くあります。とくに電気通信用接点材料や半導体材料に関する研究、磁性材料の研究等を通じて得られた成果の実用化に取り組み、なかでも新しい接点合金の開発については、固体金属の摩擦の理論を実験の裏付けを基に構築しました。

本研究室では、それに基づく耐摩耗性接点材料の実用化開発を行ってきました。最近は、科学技術に支えられた今日の文明を基盤にしつつ、いかにして地球環境や人間を大切にする新しい文明の構築を推進するかについてのテーマの研究を行いつつあります。


松前 義昭
Yoshiaki Matsumae [教授/工学博士] 東海大学工学部応用物理学科出身 (学校法人東海大学 理事長)

■専門: 半導体材料
■研究テーマ: 次世代自動車、特に電気自動車用材料に用いる研究
■主な論文・著書: 『多結晶ダイヤモンド薄膜の電子デバイス化に関する研究』
■主な所属学会: 応用物理学会、日本リモートセンシング学会、日本写真測量学会
■研究内容: 次世代自動車用材料に関する研究
次世代のクリーンエネルギー、クリーンテクノロジーの一つとして、太陽光発電や電気自動車などの開発が注目を集めています。

本研究では、クリーンエネルギー用およびクリーンテクノロジー用材料に関する研究を行っています。 特に優れた電気自動車用電池材料に関する基礎的研究を中心に行っています。電気・電子系材料研究者を将来志望する学生を歓迎します。

■研究室ホームページURL:


神保 至
Itaru Jimbo [教授 /工学博士] 東京大学大学院工学系研究科金属工学専攻出身
 
■専門: 材料精製学
■研究テーマ:
■主な論文・著書: 「Computer Aided Interfacial Measurements」(ISIJ International、Vol.32、
No.1、1992年)
■主な所属学会: 日本鉄鋼協会、日本金属学会、資源・素材学会、Iron & Steel Society of
AIME
■研究内容: 宇宙空間では無重力状態のために地上で製造されるものとは異なる特性をもつ材料の開発や生産が期待されています。

本研究室では、スペースシャトルあるいは将来建設が予 定されている宇宙ステーションでの実験を最終ステージとして、微小重力環境下におけるさまざまな材料開発・量産のための基礎研究、とくに高温での液体金属や溶融物の分離・混合、生成のプロセスを、省資源、省エネルギーなどの立場から追究しています。

■研究室ホームページURL:


松下 純一
Jun-ichi Matsushita [教授 /工学博士] 豊田工業大学大学院工学研究科材料工学専攻出身

■専門: セラミックス工学、材料反応工学
■研究テーマ: 1.セラミックス材料の創製、2.セラミックス材料反応工学(反応メカニズム)、3.
セラミックス特性評価
■主な論文・著書: 『セラミック材料入門』(単著、培風館、2002年)、『セラミック工学ハンドブ
ック(第2版)』(分担執筆、技報堂出版、2002年)、『セラミックス材料化学』(共著、丸善、2005
年)
■主な所属学会: 日本セラミックス協会、粉体粉末冶金協会、材料研究学会
■研究内容: 種々のセラミックス材料は、それぞれ、高硬度、耐熱性、誘電性、導電性、圧電性あるいは生体適合性や化学的安定性など、優れた個性を有しています。それらのセラミックス材料の個性について詳しく調べたり、新しい個性(性質)を有する新セラミックスの開発に関する研究展開を行っています。超高温環境セラミックス材料の研究では、文部科学省科学研究費(通称・科研費)の採択も受けて、宇宙開発や新エネルギー用次世代セラミックス材料の創製、特に、炭化物・硼化物を中心とした非酸化物系新セラミックス材料の創製や高温酸化反応工学(反応メカニズム)および高温特性評価などをテーマにしています。バイオセラミックス(生体材料)に関する研究では、英国・ケンブリッジ大学バイオマテリアル研究センター客員教授としての研究成果も踏まえて、優れた生体適合性や機械的特性を有する生体用セラミックス材料に関する研究を行っています。さらに、セラミックス材料の機能と応用に関する研究では、蛍光性、非静電性および吸水性などをテーマにセラミックス材料の工業化の可能性を探求しています。

 

■研究室ホームページURL:http://pubweb.cc.u-tokai.ac.jp/jmatsu/


宮澤 靖幸
Yasuyuki Miyazawa [教授 /工学博士] 東海大学大学院工学研究科金属材料工学専攻出身

■専門: 接合加工、材料物性
■研究テーマ: 1.鉛を含まない新しいはんだに関する基礎研究、2.工業純チタンと異種材料
の接合、3.Ni系ろう材によるステンレス鋼の広間隙ろう付、4.ジルコニアセラミックスの変色現
象、5.高機能新接合法に関する基礎研究。6.スポットろう付に関する研究
■主な論文・著書: 「Ni系ろう材のNi基合金及び軟鋼に対するろう接性」
■主な所属学会: 日本金属学会、アメリカ溶接学会、溶接学会、軽金属学会、日本塑性加工学会
■研究内容: 本研究室では、高機能接合加工技術に関する研究を行っています。一例を紹介します。まず、航空宇宙分野では、設計した高性能エンジンを実用化させるための新素材の開発とそれらの加工技術を確立することが必要不可欠です。一口に加工技術と言っても、現在、多種多様な加工技術があります(切ったり、曲げたり、延ばしたりなど)。くっつける(接合する)ことも重要な加工技術の一つです。

本研究室では、航空宇宙材料へも適用可能な耐熱(高温度まで使用可能な)材料の接合加工に関する基礎研究を行っています。また、電子機器分野の接合材料として多量に用いられているはんだ材料に関する基礎研究も行っています。現在まで用いられているはんだ材料に多く含まれる鉛は、地球環境に優しいとは言えません。そこで、本研究室では、鉛を含まない新しい高機能はんだ材料の開発に関する基礎研究も行っています。

■研究室ホームページURL: https://brazing.jimdo.com/


ブンダリッヒ ・ ビルフリド
Wilfried Wunderlich [教授/理学博士) 独国・シュトゥットガルト大学金属学部出身

■専門: 材料開発、物理
■研究テーマ: 1.熱電材料の開発、2.拡散接合金属の界面構造分析、3.ペロフスカイト構造
の機能材料開発
■主な論文: 「SrTiO3に基づている熱電変換材料の有効質量増加」(arxiv/condmat-
0510013)、「ナノセラミックス界面の改良」(J. Cer. Proc. Res., 4 (2003) 10, 5(2004) 30)、「塑
性変形によってTiAl/Ti3Al界面での転位の影響」(Acta Mat., 41(1993) 1791)
■主な所属学会: 日本物理協会、日本セラミックス協会、独国物理協会、独国科学協会
■研究内容: 1.将来のエネルギー供給のため、熱から電気を発生する新しい熱電材料が必要である。半導体や半金属基の材料は、電子濃度と有効質量が支配因子である。その原理から設計したハーフホイスレル金属管化合物を作成と評価が、この研究の目的である。2.ロボットに代表される機械的応用のために、強度と軽さが重要な特性である。異種材料の接合界面は、その複合材料特性に対して重要であり、組成、転位、欠陥、さらに原子レベルの結晶構造は複合材料特性に影響する。その界面構造は透過型電子顕微鏡で評価する。3.ペロフスカイト多層体は魅力的な機能特性を発現する結晶構造である。PZT、誘電体、半導体、超伝導などの先端の機能材料は、このペロフスカイト結晶構造を示す。物性の最も良い特性を改良するために、この原理を理解し、最もよい特性を持つ材料作成原理を確立する。

■研究室ホームページURL: http://www.angelfire.com/wi/wunder/jpleb2.html


葛巻 徹
Toru Kuzumaki [教授/工学博士] 東海大学大学院工学研究科金属材料工学専攻出身

■専門: ナノ材料計測科学
■研究テーマ: 1.電子顕微鏡、2.ナノマニピュレーション、 3.ナノカーボン材料、4.複合材料、
5.ナノ材料物性
■主な論文:
■主な所属学会: 日本応用物理学会、顕微鏡学会
■研究内容: 電子顕微鏡や原子間力顕微鏡を利用して、金属、セラミックス、炭素材料など各種材料のナノ構造に由来する諸特性を評価・計測することから新奇物性の発現、新材料の開発を目指した研究を行っています。特に、顕微鏡内で超高電界,超高圧,超高温など特殊な極限環境を材料の局所領域において実現し、ナノ構造や各種物性の動的な評価・計測を試みています。先端材料研究においては材料組織の評価は不可欠です。各種顕微鏡を用いた動的な観察・計測は、構造や物性に関する様々な情報の直感的な理解を可能にします。まさに「百聞は一見にしかず」です。ナノレベルでの材料研究には新たな発見があり、思いもよらない材料をもたらす可能性を秘めています。最近では透過電子顕微鏡内でのナノプローブ操作という実験手法でカーボンナノチューブなどの機械的性質の計測に取り組んでいます。

■研究室ホームページURL:


高尻 雅之

Masayuki Takashiri [教授/工学博士]

■専門:ナノ結晶工学
■研究テーマ:熱電半導体、太陽電池、伝熱工学、薄膜工学
■主な論文・著書:Combined effect of nanoscale grain size and porosity on lattice thermal conductivity of bismuth-telluride-based bulk alloys, J. Appl. Phys. 112, 084315 (2012).
■主な所属学会: 応用物理学会、日本熱電学会
■研究内容:近年、クリーンエネルギーに対する期待が一段と高まってきています。
世の中には多様なエネルギー源がありますが、熱エネルギーはその主要なものの1つです。
本研究室では、熱を電気に変換する熱電変換素子の研究を行っています。
熱電変換素子の高性能化には、電気を良く通し、熱をできるだけ通さない材料が求められます。
そこで私たちはナノ構造材料を用いることで電子の流れを極力妨げず、熱(フォノン)の流れを抑制するような材料の研究開発を行っています。
具体的にはナノ結晶やナノ粒子集合体を製作することで結晶や粒子の境界でフォノンを散乱させることで熱伝導率の低減を試みています。
このナノ構造体によるフォノン熱輸送制御は熱電変換素子の性能向上には必要不可欠な分野であり、今後の成長が期待できる研究分野です。

■研究室ホームページURL:http://www.er.u-tokai.ac.jp/takashiri/index.html


小黒 英俊
Hidetoshi Oguro [講師/工学博士]東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻出身
■専門:超伝導工学
■研究テーマ:超伝導線材の開発、超伝導線材の機械特性、高温超伝導マグネット技術開発
■主な論文・著書:「Nb3Sn線材の超伝導特性に対するひずみ効果のメカニズム」低温工学, Vol. 47, p. 486 (2012)
■主な所属学会:低温工学・超電導学会、応用物理学会、金属学会、中性子科学会
■研究内容:超伝導材料を線材へ加工し、さらに超伝導マグネットとして利用するための研究を行っています。超伝導は、リニアモーターカー、MRIにおいて、電磁石、つまり超伝導マグネットとして使われていることはよく知られています。これら以外にも、最先端物理のための加速器や、国際協力で行われている核融合まで超伝導マグネットが利用されており、強磁場発生装置としての強磁場超伝導マグネットの開発が求められています。
 その超伝導マグネット開発を行うための、基礎から応用までの研究を行いますが、具体的な研究内容は以下の3つに分けられます。1. 線材作製: 特に、最先端物理分野で求められている低温超伝導線材の研究を行います。2. 超伝導線材の機械特性:超伝導線材の超伝導特性と機械特性を測定し、マグネット設計に必要なデータ収集を行います。3. 超伝導マグネット開発: 今後の利用が期待されている、高温超伝導線材を用いたマグネット開発を行います。

■研究室ホームページURL:http://oguro-lab-tokai.jimdo.com


源馬龍太
Ryota Gemma [講師/理学博士]
■専門:水素貯蔵、材料物理学、薄膜工学、3次元アトムプローブ分析法
■研究テーマ:⽔素吸蔵材料を⽤いたH2とCO2からのCH4合成、⾦属薄膜の⽔素吸収反応に伴う微細組織変化、省エネルギー型窒化処理法
■主な論文・著書:「Laser-induced reversion of math formula precipitates in an Al-Li alloy: Study on temperature rise in pulsed laser atom probe」、「Stress release and defect occurrence in V1-xFex films upon hydrogen loading: H-induced vacancies (SAV), movement and creation of dislocations」、「Visualization of deuterium dead layer by atom probe tomography」、「APT analyses of deuterium-loaded Fe/V multi-layered films」、「Hydrogen reactivity of Li-containing hydrogen storage materials」
■主な所属学会:⽇本⾦属学会、⽇本化学会
■研究内容:水素エネルギーは、CO2や有害物質を出さない究極のクリーンエネルギーと言われ、常に注目を集めてきました。
われわれの研究室では、「水素」を中心に据え、地球大気中へのCO2排出量を低減してゆくための研究を行っています。
具体的には、(1)水素貯蔵材料とCO2からのメタン合成(2)水素とナノ金属薄膜の相互作用の解明(3)省エネルギー型表面処理技術の開発など、幅広いテーマに取り組んでいます。
これからの社会では、環境に配慮しながら、限られた資源を有効に活用するための人間の知恵がますます求められていきます。

環境・資源・エネルギーに興味のある皆さん、ぜひ一緒に学んでゆきましょう!

■研究室ホームページURL: